Written on 18/Oct/1998
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このページでは、Windows環境において、汎用のJISキーボード＋NICOLA エミュレーション・ソフトウェアの組み合わせで親指シフトを実現する方法について簡単に説明します。
NICOLAエミュレーターとは、簡単に言えば、普通のJISキーボードを親指シフト(NICOLA)入力ができるように変身させるソフトウェアのことです。Windows環境用の代表的なNICOLAエミュレーターとしては、
があります。親指ひゅんＱは最新版がα版のままなんですが……。
また、第三の方法として、富士通の日本語IME OAK V5/V6 に附属しているキーボード・ドライバーによってJISキーボードを親指化する方法があります。(メーカー「保証外」の使用法ですが……)
上記３種のNICOLAエミュレーターによる「JISキーボードNICOLA化」の具体的な方法・手続きについては、別ページに DOS/V ノートマシンのNICOLA化手法を紹介していますので、そちらをご参照下さい。参照先は下記をクリックして下さい。
JISキーボードをNICOLAエミュレーターによって親指化する場合、基本的にノートマシンとデスクトップマシンとの区別はありません。それゆえ、デスクトップマシンをお使いの方も、上記参照先の説明が利用できます。
汎用のキーボードで NICOLA エミュレーターを使う場合には、キータッチの軽いキーボードを選ぶのが快適入力を実現するためのコツです。目安としては、富士通の FMV に附属している日本語109キーボードと同程度かそれよりもさらに軽いキータッチのものを選びます。
他方、「押しはじめ」のタッチが「重い」キーは、NICOLA 式かな入力には向きません。親指との「同時打鍵」になるため、キーが「重い」と指の負担が増加し、疲れるのです。
また、JISキーボードをNICOLA化する場合には、「両親指キー」として[無変換]・[変換]キーや、[空白]・[変換]キーなどの二つのキーを「親指代替キー」として使います。そのため、「両親指キー」の代替キーとなるこれらのキーが打鍵しやすい位置に配置されていることも重要です。長いスペースバーを持つキーボードはNICOLA(親指シフト)向きではありません。
なお、上記３つのNICOLAエミュレーターを使う場合、日本語106/109キーボードの[無変換]キーを日本語IME OFF 時にスペース・バーとして使うように設定することが出来ますので、キーボードによってはNICOLA化以前によりも英文・欧文入力時のスペース入力がしやすくなる場合があります。8-)
※「NICOLA向きのキーボード選択の際のポイント」について、別文書でさらに詳しく紹介しています。ぜひ、そちらもご参照下さい。