* 【参考資料】FKB8579-661(USB接続コンパクト型親指シフトキーボード)を Japanist V1.0 の「快速親指シフト」と組み合わせて使った場合の入力文字配列 (初版作成：2001/11/15; 最新改定：2001/11/17) N.B. This text is encoded in Shift-JIS (CR+LF). ※「見出し段落(outline)文字列」が指定できるテキスト・エディタ (Emacsen, WZ Editor, MM Editor, QX Editor, etc.)をお使いの方は， "*", "**", "***", "****"を「見出し文字列」に指定すると， 小見出しごとにジャンプして閲覧できます。:-) ※ 他方，上記のような見出しジャンプ機能をもったエディタが使えない 方は，本文書を印刷し，前後を参照しながら読み進めるとよいでしょう。8-) ※ 注意点: FKB8579-661の製品版には，日本語IMEとして「Japanist 2002」が添 付される予定です。他方，本文書でテストした「快速親指シフト」による入力 文字配列は「Japanist V1.0」によります。以下で紹介する入力文字配列は， 「Japanist 2002」搭載の「快速親指シフト」と比較すると，一部の図形文字 キーについては，入力される文字が異なる可能性が高い。この点を注意して 以下を参照して欲しいと思います。 ** 目次 テスト環境 1. モード1(かなを親指配列にする) (※「取消・後退キーを右手小指で入力できるように配置します」 のオプションをチェック *した* 場合。⇒【KB211風配列】） 1. 1. 日本語IMEオン・かなモード 単独打鍵 単色同時打鍵（片手で親指と図形文字キーとを同時打鍵） 二色同時打鍵（図形文字キーと逆側の手の親指とを同時打鍵） 小指シフト（日本語IMEオン・かなモードのまま） 1. 2. 日本語IMEオン・英字モード 単独打鍵(アンシフト・Lower Case) 小指シフト(Upper Case) 1. 3. 日本語IMEオフ英数モード 単独打鍵(アンシフト・Lower Case) 小指シフト(Upper Case) 1. 4. 左右の「親指キー」と「空白キー」の機能 《まず確認》日本語IMEオフ・英数モード 日本語IMEオン・かなモード 日本語IMEオフ・英数モード 2. モード1(かなを親指配列にする) (※「取消・後退キーを右手小指で入力できるように配置します」 のオプションをチェック *しない* 場合。⇒OASYS風後退・取消を使わない） 2. 1. 日本語IMEオン・かなモード 単独打鍵 単色同時打鍵（片手で親指と図形文字キーとを同時打鍵） 二色同時打鍵（図形文字キーと逆側の手の親指とを同時打鍵） 小指シフト（日本語IMEオン・かなモードのまま） 2. 2. 日本語IMEオン・英字モード 単独打鍵(アンシフト・Lower Case) 小指シフト(Upper Case) 2. 3. 日本語IMEオフ英数モード 単独打鍵(アンシフト・Lower Case) 小指シフト(Upper Case) 3. モード2(かなと記号を親指配列にする ⇒【KB611 *風* 配列】) 3. 1. 日本語IMEオン・かなモード 単独打鍵 単色同時打鍵（片手で親指と図形文字キーとを同時打鍵） 二色同時打鍵（図形文字キーと逆側の手の親指とを同時打鍵） 小指シフト（日本語IMEオン・かなモードのまま） 3. 2. 日本語IMEオン・英字モード 単独打鍵(アンシフト・Lower Case) 小指シフト(Upper Case) 3. 3. 日本語IMEオフ英数モード 4. 日本語IMEオン＋英数モード時の最上段右手側の配列詳細 5. 【参考】「快速親指シフト」を無効化した際のかな配列 ※本機(FKB8579-661)は，「JISかな入力」もできる。つまり， 「NICOLA式かな入力」「QWERTY-ローマ字式入力」「JISかな入 力」の「3通りの入力方式」に対応しているキーボードなのだ。 5. 1. 日本語IMEオン・かなモード 単独打鍵 小指シフト入力（日本語IMEオン・かなモードのまま） 5. 2. 日本語IMEオン・英字モード 単独打鍵(アンシフト・Lower Case) 小指シフト(Upper Case) 5. 3. 日本語IMEオフ英数モード 6. 日本語IMEオフの状態で，"Ctrl+英数"によって「かなロックオン」 とした状態での入力文字配列 6. 1. 単独打鍵 6. 2. 小指シフト入力 ------- ** テスト環境 マシン： Epson Direct Pro-600L キーボード：FKB8579-661(富士通コンポーネント製，USB接続コンパクト型 親指シフトキーボード) OS： Windows 2000 Professional (SP2適用済) キーボード・ドライバー： HIDキーボード・デバイス汎用ドライバー(Win2K SP2添付のもの) Win2K SP2, デバイスマネージャ/キーボード/HIDキーボードデバイス/ プロパティ　の表示結果は，次の通り： > プロバイダ：Microsoft > 日付：2001/05/04 > バージョン：5.0.2195.2908 > ディジタル署名者：Microsoft Windows 2000 Publisher Win2K の入力ロケール： Japanist V1.0 (L10 rel. 0.7G)※本文書執筆時点での最新修正 適用済。 ** 1. モード1(かなを親指配列にする) (※「取消・後退キーを右手小指で入力できるように配置します」のオプションを チェック *した* 場合。⇒【KB211風配列】） *** 1. 1. 日本語IMEオン・かなモード **** 単独打鍵 左手側 １２３４５ 。かたこさ うしてけせ ．ひすふへ 右手側 ６７８９０−£ー後 らちくつ，、゜ はときいん後消 めそねほ・゛ 注：「後」＝後退（＝ Backspace） 注：「消」＝取消（＝ Esc） 注：以下，「後」・「消」についてはすべて同じ意味である。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ **** 単色同時打鍵（片手で親指と図形文字キーとを同時打鍵） 左手側 ？／〜「」 ぁえりゃれ をあなゅも ぅーろやぃ 右手側 ［］（）『』々¬後 よにるまぇ¢「 みおのょっ後× ぬゆむわぉ★ 注：×-->図形文字は出力されない。 しかし，Japanistのツールバーがフラッシュする。 注：★ --> SHIFT-JIS: 0xFA55 "全角パイプ文字?"(U) **** 二色同時打鍵（図形文字キーと逆側の手の親指とを同時打鍵） 左手側 ？／〜「」 ■がだござ ヴじでげぜ ■びずぶべ 右手側 ［］（）『』々¬後 ぱぢぐづぴ゛■ ばどぎぽ■後× ぷぞぺぼ■■ 注：■＝キーコード出力なし（のようである） 注：ヴ＝ほんとうは「う゛」であるが，SHIFT-JISテキスト表示の都合上「ヴ」 と表した。（Japanist を Unicode-mode で動作させ，かつ，Unicode 対応 エディタにおいて Unicode 対応フォントを用いて表示させると，「ヴ」の ひらがながそのまま入力できる。) 注：×-->図形文字は出力されない。 しかし，Japanist のツールバーがフラッシュする。 **** 小指シフト入力（日本語IMEオン・かなモードのまま） 左手側 ！”＃＄％ 。画たこさ うして部せ ．ぴすぷぺ 右手側 ＆’（）〜＝￣｜■■ らち区つ，、゜ ぱと記いん■× めそねぽ・゛ 注："画", "部", "区", "記"というのは，OASYS for Windows で使用する 　　「制御記号」入力に使用するキーと思われる。決して「画部区記」という 図形文字を入力するためのキーではない。 注：×-->図形文字は出力されない。 しかし，Japanist のツールバーがフラッシュする。 *** 1. 2. 日本語IMEオン・英字モード **** 単独打鍵(アンシフト・Lower Case) 左手側 １２３４５ ｑｗｅｒｔ ａｓｄｆｇ ｚｘｃｖｂ 右手側 ６７８９０−＾￥後 ｙｕｉｏｐ＠［ ｈｊｋｌ；：］ ｎｍ，．／￥ **** 小指シフト(Upper Case) ※下記「3. 日本語IMEオン＋英数モード時の最上段右手側の配列詳細」 をも参照。 左手側 ！”＃＄％ ＱＷＥＲＴ ＡＳＤＦＧ ＺＸＣＶＢ 右手側 ＆’（）〜＝￣｜後 ＹＵＩＯＰ｀｛ ＨＪＫＬ＋＊｝ ＮＭ＜＞？＿ *** 1. 3. 日本語IMEオフ英数モード **** 単独打鍵(アンシフト・Lower Case) 左手側 12345 qwert asdfg zxcvb 右手側 67890-^\後 yuiop@[ hjkl;:] nm,./\ **** 小指シフト(Upper Case) 左手側 !"#$% QWERT ASDFG ZXCVB 右手側 &'()■=~|後 YUIOP`{ HJKL+*} NM<>?_ 注：■-->"Shift + 0"はコードを出力しないようである。 *** 1. 4. 左右の「親指キー」と「空白キー」の機能 **** 《まず確認》日本語IMEオフ・英数モード 「仮想キーコードリターナ」kelly.exe (http://homepage1.nifty.com/b-works/kelly.html)を用いて， FKB8579-661 の仮想キーコードを調べてみた。その結果は，次の通り： 【キー刻印】 ［仮想キーコード名］ ------------------------------------ 【親指左】⇒ ［VK_NOCONVERT(無変換)］ 【親指右】⇒ ［VK_CONVERT(変換)］ 【空白】 ⇒ ［VK_SPACE(空白)］ 【無変換】⇒ ［VK_NOCONVERT(無変換)］ 【変換】 ⇒ ［VK_CONVERT(変換)］ ※【親指左】と【無変換】は同じキーコード［VK_NOCONVERT(無変換)］ を出力しているようである。 ※【親指右】と【変換】は同じキーコード［VK_CONVERT(変換)］ を出力しているようである。 ※ なお，上記キーの出力コード確認は，X Window (on LASER5 Linux 7.1) 環境において xev によっても行っている。これについては別文書で 紹介する予定。 ※ 富士通の親指シフトキーボード FMV-KB211, KB611 などとは異なり，本機 (!!日本語IMEオフの状態!!)においては，本機の【英数】キーを叩こうが， 【ひらがな】キーや【無変換】キーを叩こうが，"Ctrl+英数"を叩こうが， 本機のキースキャンコード配列(左右の「親指キー」やその下の【変換】・ 【無変換】キーを含む)が変わることはない。この事実は，本機にハード ウェアによるNICOLAエミュレーション機構が一切装備されていないのだ と筆者が推定する根拠の一つである。また，この文書末尾の 6 節も参照 せよ：日本語IMEオフ，かつ，"Ctrl+英数"によって「かなロック」を行っ た状態では，本機のキーコード配列は，JISかな入力となる。これも， 本機がハードウェア的にはNICOLAかなの出力ができないこと(＝本機の NICOLAエミュレーションがもっぱらパソコン本体側ソフトウェアによって 実現されていること)を示唆していよう。 ※ ただし，次に示すように，「快速親指シフト」の機能によって， Japanist オンの際に，かなモード/英数モードの各モードに合わせて， 【親指右】および【変換】キーの「機能」が変化することに注意。 おそらくこれは「Japanist」(快速親指シフト)内部の処理によるもの と推測される。 **** 日本語IMEオン・かなモード 【キー刻印】 「機能」 ------------------------ 【親指左】⇒ 「無変換」 【親指右】⇒ 「変換」 【空白】 ⇒ 「空白」 【無変換】⇒ 「無変換」 【変換】 ⇒ 「変換」 **** 日本語IMEオン・英数モード 【キー刻印】 「機能」 ------------------------ 【親指左】⇒ 「無変換」 【親指右】⇒ 「空白」 【空白】 ⇒ 「空白」 【無変換】⇒ 「無変換」 【変換】 ⇒ 「空白」 ※このように，Japanist オン・英数モードにおいては，【親指右】は「空白」 として機能する。ただし，このモードのとき，未確定文字列がある状態では， 【親指右】・【空白】のいずれによっても「空白」を入力することができな いようである……。要，追試。 ※また上に見るように，Japanist オフ・英数モードにおいては，【親指右】 を「空白」として使うことはできない。この点は，PS/2接続の親指シフトキー ボード(FMV-KB661, FMV-KB211, 親指BIBLO LIFEBOOK)では，キーボード・ドラ イバーの機能によって可能であった。英欧文入力を多く行うユーザや，プログ ラマーにとって，この点はかなりの損失である。とりわけ，或る時期以降の 親指シフトBIBLOが，(おそらくは)完全なソフトウェア・エミュレータによって 親指シフト入力を実装しておりながら，なおも，この「日本語IMEオフ時の 【親指右】空白入力」を実現していることと比較するならば，「本機＋Japanist」 という仕組みにおいて同等の機能を実装していないことは残念である。 現状の仕様のまま，Japanist オン・オフ両モードにおいて，英数モード時 に【親指右】による「空白」入力を可能にするためには，キー配置カスタマイ ズ・ツールを使って，日本語IMEオフ時の二つのキー配置(＝【変換】キーと 【空白】キーの配置)を入れ替えなくてはならない。(あるいは，Japanist を を使わずに他の日本語IMEを使い，NICOLAエミュレータとして「親指ひゅんＱ」 や「Q's Nicolatter」と組み合わせれば，エミュレータの機能で日本語IME オフ時に親指キーで「空白」入力が可能になる。) 筆者が確認した限りでは，"FKB8579-661 on Win2K Pro"で利用可能なキー カスタマイズツールは，(1) Keylay 21 for Windows XP, (2) AltIME の 二つがある。「FKB8579-661試用記」の続報(その4・その5)で，このような メーカー保証外の使いこなしを紹介する予定だ。 ** 2. モード1(かなを親指配列にする) (※「取消・後退キーを右手小指で入力できるように配置します」のオプションを チェック *しない* 場合。⇒ OASYS風後退・取消を *使わない* 設定。） *** 2. 1. 日本語IMEオン・かなモード **** 単独打鍵 左手側 １２３４５ 。かたこさ うしてけせ ．ひすふへ 右手側 ６７８９０−£ー後 らちくつ，、゜ はときいん■■ めそねほ・゛ 注：「後」＝後退（＝ Backspace） 注：■＝図形文字は出力されないようである。 **** 単色同時打鍵（片手で親指と図形文字キーとを同時打鍵） 左手側 ？／〜「」 ぁえりゃれ をあなゅも ぅーろやぃ 右手側 ［］（）『』々¬後 よにるまぇ¢「 みおのょっ☆」 ぬゆむわぉ★ U 注：☆ --> SHIFT-JIS: 0x20 注：★ --> SHIFT-JIS: 0xFA55 "全角パイプ文字?"(U) **** 二色同時打鍵（図形文字キーと逆側の手の親指とを同時打鍵） 左手側 ？／〜「」 ■がだござ ヴじでげぜ ■びずぶべ 右手側 ［］（）『』々¬後 ぱぢぐづぴ゛■ ばどぎぽ■■■ ぷぞぺぼ■■ 注：■＝キーコード出力なし（のようである） 注：ヴ＝ほんとうは「う゛」であるが，SHIFT-JISテキスト表示の都合上「ヴ」 と表した。（Japanist を Unicode-mode で動作させ，かつ，Unicode 対応 エディタにおいて Unicode 対応フォントを用いて表示させると，「ヴ」の ひらがながそのまま入力できる。) **** 小指シフト入力（日本語IMEオン・かなモードのまま） 左手側 ！”＃＄％ 。画たこさ うして部せ ．ぴすぷぺ 右手側 ＆’（）〜＝￣｜後 らち区つ，、゜ ぱと記いん■■ めそねぽ・゛ 注："画", "部", "区", "記"というのは，OASYS for Windows で使用する 　　「制御記号」入力に使用するキーと思われる。決して「画部区記」という 図形文字を入力するためのキーではない。 注：■＝キーコード出力なし（のようである） *** 2. 2. 日本語IMEオン・英字モード **** 単独打鍵(アンシフト・Lower Case) 左手側 １２３４５ ｑｗｅｒｔ ａｓｄｆｇ ｚｘｃｖｂ 右手側 ６７８９０−＾￥後 ｙｕｉｏｐ＠［ ｈｊｋｌ；：］ ｎｍ，．／￥ **** 小指シフト(Upper Case) ※下記「4. 日本語IMEオン＋英数モード時の最上段右手側の配列詳細」 をも参照。 左手側 ！”＃＄％ ＱＷＥＲＴ ＡＳＤＦＧ ＺＸＣＶＢ 右手側 ＆’（）〜＝￣｜後 ＹＵＩＯＰ｀｛ ＨＪＫＬ＋＊｝ ＮＭ＜＞？＿ *** 2. 3. 日本語IMEオフ英数モード ※当然のことながら，「1. 3. 日本語IMEオフ英数モード」と同じ結果となる。 ** 3. モード2(かなと記号を親指配列にする⇒【KB611 *風* 配列】) *** 3. 1. 日本語IMEオン・かなモード **** 単独打鍵 左手側 １２３４５ 。かたこさ うしてけせ ．ひすふへ 右手側 ６７８９０−々￥］ らちくつ，、゛ はときいん後消 めそねほ・゜ 注：「後」＝後退＝ Backspace 注：「消」＝取消＝ Esc 注：以下，「後」・「消」についてはすべて同じ意味である。 **** 単色同時打鍵（片手で親指と図形文字キーとを同時打鍵） 左手側 ？／〜「」 ぁえりゃれ をあなゅも ぅーろやぃ 右手側 ［］（）『』£¬｝ よにるまぇ¢゜ みおのょっ後消 ぬゆむわぉ★ 注：★ --> SHIFT-JIS: 0xFA55 "全角パイプ文字?"(U) **** 二色同時打鍵（図形文字キーと逆側の手の親指とを同時打鍵） 左手側 ？／〜「」 ■がだござ ヴじでげぜ ■びずぶべ 右手側 ［］（）『』£¬｝ ぱぢぐづぴ■■ ばどぎぽ■後消 ぷぞぺぼ■■ 注：■＝キーコード出力なし（のようである） 注：ヴ＝ほんとうは「う゛」であるが，SHIFT-JISテキスト表示の都合上「ヴ」 と表した。（Japanist を Unicode-mode で動作させ，かつ，Unicode 対応 エディタにおいて Unicode 対応フォントを用いて表示させると，「ヴ」の ひらがながそのまま入力できる。) **** 小指シフト（日本語IMEオン・かなモードのまま） 左手側 ！”＃＄％ 。画たこさ うして部せ ．ぴすぷぺ 右手側 ＆’（）〜＝￣｜｝ らち区つ，、゛ ぱと記いん後消 めそねぽ・゜ 注："画", "部", "区", "記"というのは，OASYS for Windows で使用する 　　「制御記号」入力に使用するキーと思われる。決して「画部区記」という 図形文字を入力するためのキーではない。 *** 3. 2. 日本語IMEオン・英字モード **** 単独打鍵(アンシフト・Lower Case) ※下記「4. 日本語IMEオン＋英数モード時の最上段右手側の配列詳細」 をも参照。 左手側 １２３４５ ｑｗｅｒｔ ａｓｄｆｇ ｚｘｃｖｂ 右手側 ６７８９０−＾￥］ ｙｕｉｏｐ：［ ｈｊｋｌ；後＠ ｎｍ，．／￥ **** 小指シフト(Upper Case) 左手側 ！”＃＄％ ＱＷＥＲＴ ＡＳＤＦＧ ＺＸＣＶＢ 右手側 ＆’（）〜＝￣｜｝ ＹＵＩＯＰ＊｛ ＨＪＫＬ＋後｀ ＮＭ＜＞？＿ *** 3. 3. 日本語IMEオフ英数モード 上記 1. 3. の「モード1」における日本語IMEオフ英数モード と同じ図形文字出力となる。（当然のことだが……） ** 4. 日本語IMEオン＋英数モード時の最上段右手側の配列詳細 日本語IMEオン＋英数モード時には， 最上段右手側は同じ配列はモード1・モード2に共通の配列となる。 シフト側(Upper Case)の出力文字で注意すべき点がある。 　(1) "Shift + 0"は，「半角」モード時・「全角」モード時ともに， 　　　"〜"を出力する。 　(2) "Shift + ^"は， 　　　「半角」時に"~"を出力する。 　　　「全角」時に"￣"を出力する。 Mode 1 (半角) Lower Case 67890-^\ Upper Case &'()〜=~| Mode 1 (全角) Lower Case ６７８９０−＾￥ Upper Case ＆’（）〜＝￣｜ Mode 2 (半角) Lower Case 67890-^\ Upper Case &'()〜=~| Mode 2 (全角) Lower Case ６７８９０−＾￥ Upper Case ＆’（）〜＝￣｜ ** 5. 【参考】「快速親指シフト」を無効化した際のかな配列 本機は，「快速親指シフトオフ・かつ・かなモード」にすると，JISかな入力 の配列にできる。これは，いままでの親指シフトキーボードにはなかった特質 である。なお，以下に示すのは，日本語IMEとして Japanist を使用した場合の (図形)文字キーの配列である。 *** 5. 1. Japanist オン・かなモード **** 単独打鍵 左手側 ぬふあうえ たていすか ちとしはき つさそひこ 右手側 おやゆよわほへー後 んなにらせ゛゜ くまのりれけむ みもねるめろ **** 小指シフト入力（Japanist オン・かなモードのまま） 左手側 ぬふぁぅぇ たてぃす画 ちとしは記 っさそひこ 右手側 ぉゃゅょを£々¬後 んなにら『¢「 区まのり』部」 みも、。・★ 注："画", "部", "区", "記"というのは，OASYS for Windows で使用する 　　「制御記号」入力に使用するキーと思われる。決して「画部区記」という 図形文字を入力するためのキーではない。これらの記号入力は，日本語 IMEとして Japanist を使用し，OASYS for Windows と組み合わせて使用 する場合にのみ有効であると推定される。 また，同様に"『"・"』"というかっこ記号についても，これらを変換操作 なしに入力するためには，日本語IMEとして Japanist を使用することが 必須であろうと推定される。 注：★ --> SHIFT-JIS: 0xFA55 "全角パイプ文字?"(U) *** 5. 2. Japanist オン・英字モード **** 単独打鍵(アンシフト・Lower Case) 左手側 １２３４５ ｑｗｅｒｔ ａｓｄｆｇ ｚｘｃｖｂ 右手側 ６７８９０−＾￥後 ｙｕｉｏｐ＠［ ｈｊｋｌ；：］ ｎｍ，．／￥ **** 小指シフト(Upper Case) ※上記「4. 日本語IMEオン＋英数モード時の最上段右手側の配列詳細」 をも参照。 左手側 ！”＃＄％ ＱＷＥＲＴ ＡＳＤＦＧ ＺＸＣＶＢ 右手側 ＆’（）〜＝￣｜後 ＹＵＩＯＰ｀｛ ＨＪＫＬ＋＊｝ ＮＭ＜＞？＿ *** 5. 3. Japanist オフ英数モード 上記 1. 3. の「モード1」における日本語IMEオフ英数モード と同じ図形文字出力となる。（当然のことだが……） ** 6. 日本語IMEオフの状態で，"Ctrl+英数"によって「かなロックオン」 とした状態での入力文字配列 上1. 4.で述べたように，「本機はハードウェアによるNICOLAエミュレーション機構を 一切もっていない」と筆者は推定している。このことは，本機を使ってNICOLA(親指シ フト)入力を行うためには，必ず何らかのNICOLAエミュレーション・ソフトウェアと 組み合わせて使用する必要があることを意味する。 ところで Windows 環境下で利用可能なNICOLAエミュレーション・ソフトウェアとして， 「快速親指シフト」のほかにも，「親指ひゅんＱ」・「Q's Nicolatter」などが あるが，これらはいずれも，「日本語IMEオン」の状態でしかNICOLAエミュレータとし ては機能しない。 ゆえに，「日本語IMEオフ」の状態では，たとえ「かなロックオン」としても， 本機によって「NICOLA式かな入力」を行うことはできない。次に紹介するように， 「日本語IMEオフ・かつ・かなロックオン」という状態において，本機が出力する かな文字配列は「JISかな」互換の配列となる。 このことはまた，本機を使って「タイプ練習ソフト」によってタイピング練習を行う 際には，(1)「日本語IMEオン」の状態で「かな入力」ができるソフトウェアを選ぶ， もしくは，(2) タイプ練習ソフト側にNICOLAエミュレーションが組み込まれている 環境で練習する(例: ねこみみ さん作成の「親指シフトのお稽古 for QX Editor」[*])， このいずれかの方法を採る必要があることを意味している------そう筆者は推測して いる。 [*] http://homepage1.nifty.com/cura/oya/how_to_practice_nicola.html#SEC4 *** 6. 1. 単独打鍵(図形文字キーのみを示す) 左手側 ﾇﾌｱｳｴ ﾀﾃｲｽｶ ﾁﾄｼﾊｷ ﾂｻｿﾋｺ 右手側 ｵﾔﾕﾖﾜﾎﾍｰ ﾝﾅﾆﾗｾﾞﾟ ｸﾏﾉﾘﾚｹﾑ ﾐﾓﾈﾙﾒﾛ *** 6. 2. 小指シフト入力(図形文字キーのみを示す) 左手側 ﾇﾌｧｩｪ ﾀﾃｨｽｶ ﾁﾄｼﾊｷ ｯｻｿﾋｺ 右手側 ｫｬｭｮｦﾎﾍｰ ﾝﾅﾆﾗｾﾞ｢ ｸﾏﾉﾘﾚｹ｣ ﾐﾓ､｡･ﾛ ----- [End of File]